おこめつぶの発達障害日記

発達障害(ADHD)、障がい者手帳3級のおこめつぶの日記

仕事は見て覚えろ!昔ながらの厳しい対応について考える

本日のブログテーマは「仕事は見て覚えろ!」になります。
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「仕事は見て覚えるものだ」という考えに沿って実際の現場で先輩社員や上司から怒られながら仕事を覚えていくという指導方針は一昔前の日本では主流的な考え方だったといえるでしょう。

 

このテーマに関して一つ漫画を紹介させてもらいたいと思います。

 

僕は漫画が好きで、ジャンルを問わず様々なものをよく読みます。

 

今回、紹介するのは僕が最近アプリで読んでいる「将太の寿司」という漫画になります。

 

二十数年前の漫画にはなりますが、当時はドラマ化もされた人気漫画でしたので知っている方も多いのではないでしょうか?

 

漫画のあらすじとしては、主人公の将太(15歳)が一人前の寿司職人になるために東京の名店に住み込みで働きながら成長していく青春料理漫画となっています。

 

15歳の少年が住み込みで親元を離れて仕事をするってメチャクチャすごくないですか?

時代もあるんでしょうが本当に立派だなと心から思ってしまいます。

 

この漫画では昔ながらの職人気質な仕事の考え方が多く出てきます。

僕が印象的だったのは握りずしの下準備として釜で炊いた白米について主人公の将太が先輩から怒られるシーンです。

(以下、将太の寿司2巻を参照)

先輩「馬ッ鹿やろぉっ!なんだぁ、この飯は!!」

  「こんなもんがお客様にだせるかぁ!!」

将太「すみません、で…でも、ちゃんと言われた通りに炊いてきたんですけど……」

先輩「学校で理科の授業やってんじゃねぇんだぞっ!」

  「言われたとおりにやるなら七つか八つのガキでもできるわ!」

  「その日の温度や米の乾き具合、品質で水や火加減を変えていけ!」

将太「は、はい!」

先輩「もういっぺんやりなおせ!」

  「次はないからな!」

 

 

 

正直……

厳しすぎじゃない?というのが本音です。

まぁ漫画的な誇張した表現だと思いますし、一流の寿司職人の修行であれば、こういった厳しすぎる側面もでてきてしまうものだとは思いますが(-_-;)

 

こういった「仕事は見て覚える」という考え方は理解力の向上や仕事に対する積極性が上がるなどの有効的な面もある一方で、僕のような発達障害者には越えられない壁にもなりえる教育方針だと考えています。

 

なぜ発達障害者には厳しい考え方なのか?

先ほど紹介した「翔太の寿司」のような厳しすぎる状況把握能力を求められる場合は少ないと思いますが、何でもかんでも仕事について、手取り足取り教えてくれる職場というのも多くないと思います。

 

最初にある程度の基礎を教えてもらって、あとは自分から疑問点を上司や先輩に聞くことで仕事を覚えていく人が多いのではないでしょうか?

 

しかし、発達障害者は状況把握能力が低く、また人から言われた言葉をそのまま受け取るという性質をもっている場合が多いため、一つの簡略的な指示から発想を広げて仕事に取り組むということが困難な場合が多くあります。

具体的な解決策とは?

状況把握能力を身につけるために観察眼を養うことだと考えています。

 

観察眼を養うには日々の生活においても何らかの変化を見つけれるように意識すること

・毎日の通勤路で新しい建物がないか?

・季節ごとの植物の変化を探す

・職場の人の変化を探す(髪を切ったかどうかなど)

 

状況を自分なりに理解できるように努め、様々なことに疑問点を持つことで基本的な概念から発展させて考えることができるようになると考えています。

 

言葉をそのまま受け取ってしまうという性質も状況把握能力を養うことができれば、状況的に疑問が残る発言に対しては鵜呑みにしないようにできるのではと考えています。

 

状況把握能力についてはすぐに養えるものではないと思います。自分も鍛錬中ですので、また折を見て色々とまとめていきたいと思います。

 

 

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